牛タンは下処理も重要ですが、最後の決め手となるのが味付けです。
牛タンを初めて扱う方も、中〜上級者も、味付けには頭を悩ませます。
そこでこの記事では、
簡単に作れる付けタレから、牛タンをタレで漬け込みするものまで色々ありますので是非ご参考にしてみてください。
また、ネギ塩だれがお好みの方についてはこちらの「牛タンネギ塩だれの作り方を3種類紹介!人気番組でも取り上げられた話題のレシピ」を参考にどうぞ。
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— まい牛@通販牛タン好き (@gyugle2021) May 5, 2021
もくじ
牛タンの味付け①王道の「タレ」
焼肉の定番とも言える味付けがタレです。
牛タンでもタレ味人気は根強く、特に厚切り牛タンはタレ味にすることで、ご飯をおかわりしたくなるほどの王道な味わいになるでしょう。
ただ、ひとえにタレと言っても、様々な種類があり、奥深い味付けの一つだったりします。
いつもの味付けにひと手間加えれば、新たな味わいに辿りつけるかも?
今回は、そんな様々なタレ味の中でも特におすすめを集めてみました。
とっても簡単で美味しい!市販のタレ
まずは誰もがトライできる市販のタレを使用した味付けです。
- 牛タンをお皿に並べて市販の焼肉のタレをかけます。(1/4本程度)
- 長ネギやチューブ生姜などの薬味を上からかけます。
- フライパンで焼いて完成!
- 食べる際は、必要に応じてタレを追加しましょう。
市販のタレには、醤油やごま油、ニンニクといった必要な調味料が全て詰まっています。
そのため、牛タンをご自宅で初めて調理する方や、味付けで失敗したくない方は市販のタレを使用すれば間違いないでしょう。
電子レンジで簡単!焼肉のたれ
次に、電子レンジでサッと作れる焼肉のたれです。
- 耐熱容器にチューブしょうがとにんにく、ごま油を小さじ1/2ずつ入れて混ぜます。
- 醤油を大さじ2、酒・みりん・砂糖を大さじ1、すりごまを適量加えてさらに混ぜます。
- 600Wの電子レンジで20秒加熱し、軽く混ぜ合わせて完成!
- 500Wの場合は30〜40秒加熱しましょう。
火も包丁も使わず簡単に作れて、牛タンとの相性も抜群です。
市販の焼肉のタレを購入しても余らせてしまいそうな方は、こちらのレシピがおすすめですよ。
牛タンの漬け込みに最適!醤油ベースのタレ
続いて、用意する材料は多いものの、火にかけて混ぜるだけの簡単なタレです。
- 玉ねぎ 1/4〜1/2個
- ニンニク 適量(チューブでも可)
- しょうが 適量(チューブでも可)
- しょうゆ 100cc
- 酒 100cc
- みりん 150cc
- リンゴジュース 150cc
- 白いりごま 適量
- 玉ねぎ、ニンニク、しょうがはすりおろしておきます。
- 鍋に白いりごま以外の材料を入れて混ぜながら10分煮詰めます。(途中でアクを取る)
- 白いいりごま(すりごまでも可)を加えて火を止める。
- 冷めたら完成!
玉ねぎ、ニンニク、しょうがによるパンチを感じられるも、リンゴジュースやみりんによってまろやかさも加わり、大人から子供まで喜ぶ味付けです。
牛タンの漬け込み用にするも良し、付けダレとして味わうも良し。
保存期限は3日ほどです。是非お試しあれ。
牛タンの味付け②仙台代表の「味噌」
今では馴染みとなった味噌味の牛タンは、仙台にある「牛タン 一福(いっぷく)」が発祥と言われています。
仙台牛タンと言われると「味付けが難しそう」思われる方もおられるかもしれません。
しかしながらレシピは意外と簡単で、味噌の風味が豊かな牛タンはご飯も進むためおすすめですよ。
ここからは味噌味の中でも、特におすすめのレシピをご紹介していきます。
調味料は4つだけ!簡単味噌ダレ
まずは、4つの調味料で作れてしまう味噌ダレです。
- ボウルに味噌大さじ2、みりん・料理酒大さじ2、豆板醤小さじ1を入れて混ぜ合わせます。
- ジッパー付きの保存袋に牛タンとボウルの調味料を入れて揉み込み、1時間寝かせます。
- 中に火が通るまで焼いたら完成!
調味料を最小限に抑えつつも、味噌や豆板醤のコクもあり、お箸の進む味わいとなっています。
仕込んでおけばおつまみとしてすぐに出せるため、喜ばれますよ。
同じく材料は4つ!爽やかゆず味噌ダレ
続いても材料は4つですが、味噌の中にゆずの爽やかさが香るユニークな味噌ダレです。
- ゆずの皮を剥いて千切りにします。ゆず本体は果汁を搾ります。
- 鍋にゆずの皮、赤味噌150g、砂糖70g、みりん大さじ2を入れて弱火で煮詰めます。
- もったりしてきたところで果汁を加えて混ぜ、火から下ろして完成です。
焼いた牛タンに付けるのも良いですし、漬け込むのも味に深みが出て良いでしょう。
ゆずが無い場合は、味噌と相性の良いレモンで代用しても良いかもしれません。
簡単に仙台風!ピリ辛味噌南蛮
仙台牛タンの特徴として挙げられるのが青唐辛子を使用した南蛮味噌。自宅でも簡単に作れますよ。
肌の弱い方は青唐辛子を扱う際、辛味成分によって手が荒れる可能性があります。
必ず手袋をしましょう。
- 味噌・赤味噌・砂糖・みりんを大さじ1、料理酒大さじ1をボウルで混ぜ合わせます。(味噌は一種の場合は大さじ2)
- 青唐辛子5本程度を輪切りにします。(無い場合はししとうや唐辛子や七味唐辛子でも可)
- フライパンで青唐辛子を炒め、ボウルの調味料を加え、煮立ったら火を止めます。
- 牛タンをフライパンで熱し、火が通ったら味噌ダレをかけて完成!
ピリッとした辛さが癖になる味噌ダレも、意外と簡単に作れます。
いつもの味噌ダレに青唐辛子を加えるだけでも変わってきますので、気になった方はチャレンジしてみてください。
ちなみに、仙台牛タンをもっと手軽に再現したい方は、桃屋から発売されている「唐辛子みそ」がおすすめです。
牛タンの味付け③体に優しい「味の素」
ここでご紹介するのはあの「味の素」を使った味付けです。
味の素の見た目から、塩だと思われている方も多いかもしれませんが、実はこの成分のほとんどがうま味。
原材料はさとうきびで、糖分を発酵させることでうま味成分であるグルタミン酸を生成。
そんな味の素を使った体に優しい味付けをご紹介します。
簡単で美味しい!味の素漬け
まずは、すぐに試したくなる味付けをご紹介します。
- 牛タンと味の素を用意します。
- 味の素を表と裏にまんべんなくふりかけ、一晩寝かせます。
- 翌日焼いて出来上がり!
「たったこれだけ?」と驚かれる方もおられるかもしれませんが、味の素のグルタミン酸が、一晩置くことで牛タンに浸透し、味の深みを引き出します。
また、お肉自体を柔らかくしてくれるため、こんなにシンプルなのに美味しい仕上がりになるのです。
牛タン本来の味を楽しみたい方は、この味付けがおすすめです。
塩麹ねぎをプラスして食欲アップ
続いてさきほどの味付けに一手間加えたような味付けですが、こちらも簡単です。
- 味の素を牛タンにふりかけ、冷蔵庫で一時間以上寝かせます。
- その間にねぎを5cmほどの斜め切り(小口切りでも可)にし、塩麹と合わせます。
- 寝かせていた牛タンを焼きます。
- 作った塩麹ねぎを乗せて完成!
塩麹は食塩の5分の1ほどの塩分相当量と言われており、味の素と相性抜群です。
薬味であるねぎを加えることで、さらに食欲をそそる味付けとなっています。
味の素は変幻自在!洋風味付け
味の素は洋風レシピにも対応可能です。
- 粗挽き塩こしょうと味の素を牛タンブロックに振りかけ、なじませます。
- 焼き網(無い場合はフライパン)で、30分ほどじっくり焼きます。
- 食べやすい大きさに切り分け、粒マスタードとお好みでクレソンを添えて完成!
和風に偏りがちな塩味も、クレソンや粒マスタードといった添えるものを変えるだけで洋風に変化します。
これは、シンプルな塩味だからこそ対応できるとも言えるでしょう。
この味付けはご自宅はもちろんのこと、バーベキューにも向いていますよ。
※参考レシピ
牛タンの味付け・タレ番外編【レモン・柚子胡椒】
最後にさっぱりとした味付けで食べたい方に向けて、レモン汁や柚子胡椒の味付けをご紹介します。
レモン汁を使った牛タンの味付け
牛タンのタレの味付けをする際、レモン汁を使うことでさっぱりと食べやすくなります。
「こってりした味付けが苦手」という人や、さっぱりレモン風味を楽しみたいという人におすすめです。
レモンの酸味とコクのある牛タンは相性がよく、リピートする人も多いです。暑い夏を乗りきるレシピとしても重宝されています。
下記で詳しく見ていきましょう。
材料(2人分)
牛タンのさっぱりレモン風味のタレを作るには、下記の材料を用意しましょう。
- 牛タン 200g
- 塩コショウ 少々
- サラダ油 大さじ1/2
- ネギ塩ダレ 適量
- 長ネギ 適量
- レモン汁 適量
- 塩 適量
- ごま油 適量
上記を使った作り方を見ていきましょう。
作り方
- 牛タンは表裏、5mm幅に浅く切り込み入れて塩こしょうをふります。
- ねぎはみじん切りにしておきます。
- ボウルにみじん切りにしたネギ、レモン汁、塩、ごま油を入れて混ぜます。
- フライパンにサラダ油を入れ熱し、牛タンを焼き目がつくまで中火で両面を焼く。
- 器に盛ってネギ塩ダレのたれをかけて完成。
牛タンに含まれているパントテン酸は、ビタミンCの働きをサポートし、相乗効果で美肌・美髪へ導くコラーゲンを生成する働きがあります。
また、美容効果だけでなく、ストレス軽減する働きもありますので、牛タンにはレモン汁をかけると一石二鳥で健康・美容効果が期待できることから、レモンはとてもおすすめできる味付けとなっています。
>>牛タンの栄養素は意外とヘルシーだった!健康効果が期待できる5つの成分
柚子胡椒を使った牛タンの味付け
柚子胡椒を使うことで、さっぱり柚子の風味を感じられます。食べた時の柚子の風味が牛タンとよく合い、ご飯が進む一品になるでしょう。
お鍋などでもよく使うことが多い柚子胡椒などの薬味。牛タンのタレを作る際にも役立ちます!
台所にひっそりと眠っている柚子胡椒。牛タンのタレを作る際に是非役立てて下さい。
材料(2人分)
柚子胡椒を使った牛タンのタレを作るには、下記の材料を用意しましょう。
- 牛タン 200g
- 柚子胡椒 適量
- レモン汁 適量
- オリーブオイル 適量
この4つを使った牛タンのタレの作り方を見てみましょう。
作り方
- フライパンにオリーブオイルを敷き、牛タンを強火で焼きます。
- 肉汁が出てきたらひっくり返し、軽く焼き、取り出します。
- クッキングシートと牛タンに乗せて、フライパンのフタを閉じた後に強火で30秒蒸し焼き
- 柚子胡椒、レモン汁、オリーブオイルを混ぜて掛けたら完成。
柚子胡椒とオリーブオイルの香りが食欲をそそりますね、牛タンの油ともよく馴染んで美味しさ増します。
牛タンの味付け・タレのまとめ
牛タンを焼いて食べる場合の味付けは、基本的にはタレ・味噌・塩(味の素)をベースにしたものになると思います。
同じように思える味付けも、材料が少し変わるだけで違った味わいに。いつもの味付けが単調に感じ始めたら、牛タンを漬け込みにしてみるなど本記事でご紹介した味付けを試してみてくださいね。
また、子供さんがいる家庭だと焼き肉のタレを付けてご飯と一緒に食べたり、さっぱりと食べたい人にはレモン汁を使ってタレを作ってみましょう。
また柚子胡椒を使ってタレを作ることで、柚子の風味を感じられる大人の味付けに変身します!
家族や自分好みに合わせて牛タンを楽しみましょう。